作品紹介


映画の紹介

ドキュメンタリー映画『美味しいごはん』は、
見るだけで、その日から食べ方が変わり、人生が開けていく
神秘と感動に満ちた、食のドキュメンタリー作品

映画のストーリー

「美味しいごはんは、作る人も、食べる人も、幸せにする」
その言葉が真実なのだと、感じてほしい。

日本人なら誰でも、炊きたての光輝くごはんを食べれば、
それだけで幸せな気持ちになった。

しかし今は、炭水化物ダイエットを始めとして、ごはんを敵視する人が増えた。

本作の主演・料理人ちこも、高校生のときは、その一人だった。

人生絶望のどん底にいたある時、彼女を救ってくれたのは、
それまで世界一嫌いだったお米でつくったシンプルな “塩おむすび”だった。

そこから人生は激変。

現在は、全国各地から予約が殺到する
「御食事ゆにわ」の店長としてお米を主役にした料理を提供している。

といっても、そこは単なる飲食店ではない。

不思議なことに、訪れた客から「ゆにわのごはんを食べて開運した!」、
「たった一回の食事で、人生が変わった」といった声がたえないのだ。

その評判を聞きつけ、多くの方が日本全国から足を運んでいる。
それだけではない。

なんと中には「毎日のごはんをゆにわで食べたいから」と、
家族で近所に引越しをする人までいるのだ!

ゆにわの周りには、さながら大家族のように、
毎日ゆにわでごはんを食べる人たちがたくさんいる。

年齢層も、職業も、出身地も、みんなバラバラ。
けれど、文字通り同じ釜の飯を食い、本当の家族のように仲がいい。

なにより、その空間はいつも幸せな空気に満ちている。

しかし、その裏舞台では、毎日のごはんを守るために、
ドラマティックな挑戦の日々が繰り広げられていた。

「ごはんを大事にする」ということは、言葉にするのは簡単だ。
しかし、それを実践するとなると、そうはいかない現実がある。

だからこの場所では、〝みんなのごはんを、みんなで守る〟という輪ができているのだ。
なんと、本作の編集を担う奥田氏も、
ゆにわの食事に感銘を受け、

「このごはんを家族に、子どもに、食べさせてあげたいから」と、
東京から、ゆにわの近くへ引っ越しをするという一大決心をする。

一人暮らしや核家族が多くなる中、本来の家族という枠を越えて協力し合い、
ゆにわというひとつの飲食店が、たくさんの家庭の食卓を担っている。

そして、その輪は年々大きくなり、
食で人生を変えたいと望む人たちとの出会いがたえない。

ここに現代の食の理想の形があるかのように見えた。

ところが、その輪が大きくなるにつれ、その背後に横たわる、
大きな〝食の問題〟に直面するようになる。

安心安全な食材をつくっている生産者を尋ねるほど、
活躍する料理人たちと話すほど、食の世界の闇を知るようになる。

毎日ごはんをつくることに苦悩する主婦。
いい食材をつくっても理解されず、

かつ適正価格で買ってもらえないために生活が苦しい生産者の葛藤。

美味しいものをつくるほど原価がかかって、
お店を続けられなくなっている料理人の嘆き…。

など、お金の限界と、食産業の問題に直面。

本来は、美味しいごはんをつくる人も食べる人も幸せになるはずなのに、
逆に食に携わる人ほど、幸せから遠のいている・・・。

そういった現実と闘う人々と、料理人ちこが出会う中で、

「届け手(生産者)」、「作り手(お母さん&料理人)」、
「食べ手(消費者)」という枠を越えた、新たなコミュニティーが生まれていく。

これは彼女にとって、「日本の食を変える」という、新たな挑戦のはじまりでもあった・・・。

映画の目的

この映画の目的は、
「毎日、美味しいごはんを、大切な人と食べる」
その幸せを日本人みんなが取り戻すこと。

そして、日本の食の問題を解決して、世界を変えること。
いまの日本は、コンビニ食やファーストフードなど、
手軽な食事が増え続ける中で、

愛情のこもった、本当に美味しいごはんが、日々、失われていっています。

この現状を、なんとかしたい。
未来をになう、かわいい子どもたちの健康はどうなるの?

そんな危機感を持っている人は多いはず。

「届け手(生産者)」、「作り手(お母さん&料理人)」、「食べ手(消費者)」も、
さまざまな食の問題を抱えています。

家庭の食の問題

  1. 子どもにちゃんとごはんを作ってあげたいけれど、忙しくて作ってあげられない。
  2. 家族みんなでごはんを食べたいけれど、仕事で帰れない
  3. ファストフードやコンビニ食による「食の欧米化」によって、偏った食事ばかり。
  4. 炭水化物抜きダイエットや、パン食、麺食が広まった影響で、日本人の心であるお米を食べなくなっている。
  5. 日本の古き良き食文化(美意識・作法・しつけ・神事)が失われ日本国の良さと、日本人らしさまでも失われつつある。

飲食店の問題

  • 人材不足、人件費の高騰、食材の価格上昇によって、利益確保が難しい。(飲食店をオープンして、1年以内に閉店する確率は35%)
  • 食材にコストをかけられず、遺伝子組み換え食品を使ったり、ロスが少なくなるように、化学調味料や食品添加物を使わざるをえない。
  • 年間5500万トンの食糧を輸入しながら、年間約2000万トン(毎日3000食)が捨てられているという現実。(※その半分の1000万トンが家庭から捨てられている)
  • どんなに手の込んだ料理を提供しても、それを理解して美味しく味わって食べてくれる食意識の高い顧客が少ない。(逆に、マナーが悪い顧客の増加)
  • 料理人の社会的地位がまだまだ低く、不安定で給与も少なく、そのうえ長時間労働であるため、料理人に憧れる人が少なくなってきている。

食産業の問題

  • 安い輸入食材が広まったせいで、農業では生計が立てられない。(1965年に1151万人以上も就農者も、2017年には200万以下まで激減。)
  • 高齢化が進み、後継者がいない。(農家の平均年齢68.5歳)
  • 農協を中心とした固定された販路に依存しているため、いい食材を作っても求める消費者に知ってもらう機会がなく、直接届けられない。
  • 消費者に、食材の正しい知識がなくなってきているため、せっかくこだわって作っても価値が伝わらない。
  • TPPや2018年4月より種子法が廃止されたり、農地土壌の汚染が進んだりと、ますます安全で美味しい食材を作りにくくなっている。
すべての問題は、なかなか個人の努力では解決できないくらい、
社会に深く根をおろしています。

この現状を打開するには、日本の社会が変わるしかない。

社会を変えるには、
まず日本人の〝食に対する意識〟を変えることが必要なのでしょう。

「美味しいごはんは、作る人も、食べる人も、幸せにしてくれる。
毎日のごはんをちゃんと食べることが、何より大事なんだ」

そんな思いを共有できる仲間が増えて、
それが日本人のスタンダードになったとき、世の中はもっと幸せになるんじゃないだろうか。

だったら力を合わせて、
ごはんの大切さをもっと多くの人に伝える〝なにか〟をしたい!

そんな思いを持ったプロジェクトメンバーが集まり、発足したのが本作です。

この映画が目指す世界

もともと、日本人にとって、お米は特別な存在でした。

日本人は、お米と共に生き、お米によって幸せになり
日本の国は、お米によって豊かに繁栄してきたのです。

手を合わせて感謝してその背景に想いを馳せ、そして感じながら、

「いただきます」

そして、一口一口、ごはんを味わいながら食べる。

あたたくてふっくらと炊けたおいしいごはんを口に運び、
味わうたびに、お米に宿る「光」が全身に染み渡って
胸のあたりがじわーっと温かくなり、
また明日を明るく楽しく生きる元気が湧いてくる。

「幸せ」がどこか遠いところにあるものではなく、
毎日の食卓に、当たり前のようにあった時代があったのです。

でも、いつからか、その文化や習慣は影を潜め
お米を食べる機会も減ってしまいました。
日本は、世界トップ3に入る経済成長をとげ
技術力は世界トップレベルになったものの…

その反面で
仕事やお金、周りからの評価など、まるでカラカラに乾いた喉を
潤す水を求めるかのように、
目に見える成果やモノを追いかけるようになりました。

昔から日本人が、毎日の生活で当たり前に感じていた
本当の幸せと豊かさを見失う人たちがどんどん増えていったのです。

昔の日本人が当たり前にやっていた、
「美味しくごはんを作って、美味しいごはんを味わって食べる」ということ。

もし、そんな生き方をもう一度今の日本で
「当たり前」にすることができたら‥

小さなこどもから大人まで、どんな人でも変わることができるし、
心が温かい光で満たされ、幸せで豊かになることができます。

そして、そんな「当たり前」を次の時代を作っていく
こども達に伝えていくことができたら‥

人を思いやれる人、
人の苦しみや痛みがわかる人、
世のため人のために頑張れる人、
自分の、そして相手の幸せを心の底から願える人

そんな幸せな人がどんどん増えていく。
きっと、10年後、20年後の日本はステキな国になっていることでしょう。

そして、その流れが世界に広がっていったら・・・

本作は、その美味しいごはんのちからによって、たくさんの人たちが幸せになり
日本が再び光を取り戻し、その光が全世界に広がっていくことを願って製作されています。
  • 心が豊かになる食べ方、心が荒んでいく食べ方
  • なぜ、お米には人を幸せにするチカラがあるのか?
  • お米の日本神話を知るだけで、美味しくご飯が炊ける
  • 映像を見るだけで、いつものごはんがもっと美味しくなる
  • 作る人も食べる人も幸せになる「いのちのごはん」の作り方
  • 「お米」と「祈り」と「命」の関係
  • 「生き様」を通じて「感覚」を伝えるために
それらのエッセンスを映画に凝縮し、
子どもから大人まで「どんな人でも実践し、変われる方法」を広めていくことで、
幸せな人たちが増え、日本人が本当の豊かさを取り戻す。

それが、映画『美味しいごはん』の目指す世界です。